2009年5月1日金曜日(晴れ)



今週は厳しい冷え込みに見まわれ、恐れていた遅霜も毎朝のように降りましたが、幸いな事に一日の温度差が
激しくなかった事と、気温が氷点下まで下がらなかったために、キウイの新葉が数枚焼けた程度で免れました。
以前に、開花の一歩手前で遅霜に遭い、一晩にしてキウイの新梢が全滅した苦い経験がありましたので、
今回もそうなってしまうのでは!?と、内心ハラハラしておりましたが、大事には至らなくて安心しました。

そんな中、本日は蒸し暑い一日となり、今までの陽気はいったい何だったのだろうと言いたくなるような晴天でした。
天気予報では、今後暖かい日が続くようなので、今年はもう霜の心配はしなくて済みそうです。

また、低温で遅れ気味だった新梢の伸びや果実の肥大も、これからは一気に挽回してほしいところです。



最近の様子です。(画像が変わるものがあります。)
   三月に挿木をしたブルーベリーもかなり伸びました。

まだ初根はしていないようなので、このまま湿度を保ちながら管理したいと思います。
ちなみにヤマザクラの挿木は、カビが回ってしまい、失敗に終わりました。
また、観察してみた結果、ヤマザクラの休眠挿しは意外と難しい感じがしました。

    今度は緑枝挿しで挑戦してみようと思います。
     
         二月に植栽をしたブルーベリーです。

やっと緑が映えてきて、ブルーベリーが植えてあるのが目立つようになりました。
    画像左手前の大き目の樹はスパルタンです。


          画像変わりまして・・・

          団子蜂が訪花に来ていました。
よく見ると、霜に当たったせいか、花びらが変色しているものがあります。


          今年植栽した桃の苗木です。

根元に芽がないものに腹接ぎを行いましたが、芽の動きが鈍いようです。


         今月に期待したいと思います。
     山栗に新品種のぽろたんを接いだものです。

 今のところ6本接いで、5本の活着を確認しております。

        こちらも今後期待をしております。

この前、柑橘類の衝動買いの話をしましたが、新たに10品種追加しました。
数が多くなったため、管理棚も儲け、少し本格的になってきました。(笑)

      冬に枯らさないようにしたいと思います。


柿の禅寺丸に腹接ぎをした貴秋ですが、ようやく今になって芽が動き出したようです。

          今後の展開が気になります。
    棒状の苗木を植え付けて3年目の花梨です。

         今年はかなり開花してくれました。

            林檎の秋映です。

全体的に我が家の林檎達は開花が後半に入っています。

画像は立ち枝を利用して、枝の欲しい箇所に呼び接ぎを行った様子です。

     捨枝も満更捨てたもんじゃありません。(笑)


            MG−06キウイです。

今週は低温の日が続きましたので、平年よりも新梢の伸びが悪いように感じます。

            和梨の豊水の幼果です。


花が咲いた場所は全て着果しているようですが、皆様ならどの果実を残しますか?(^^)


ちなみに梨の場合は、中央の果実より、その隣り(基部から数えて3、4番目の外側の果実)が肥大、形ともに充実するそうです。

     中央果を残す林檎との大きな違いです。


              李の秋姫です。

        大果ながら着果率が非常に高いようです。

同じ大果で実生りの悪い貴陽には、着果率の良い選抜種が現れる事を期待したいです。
        こちらはキウイの紅妃になります。

        極早生品種なので伸びが良いです。

  霜で一部の葉が焼けたのもやはり紅妃と早雄でした。

幸いな事に、大事には至っておりませんので、深刻な被害はないようです。








2009年5月9日土曜日(晴れ)



ここ数日、ぐずついたお天気が続いていましたが、本日は朝から晴天となり、とても暖かい一日となりました。
雨はいろいろな病気を齎す原因の一つなので、本日は晴天という事もあり、殺菌と殺虫消毒を行いました。
今の時期の害虫はそれほどの勢力がないので、殺虫剤に関してはやや薄めの希釈倍数で散布しました。
これが梅雨明けともなると、毛虫やアブラムシが成長して、安い農薬では通用しない場合も出てきます。
希釈倍数を濃くしても、散布した時には落ちるのですが、再び幹をよじ登って這い上がって来る害虫を
何度か目撃したことがあります。
安くて同じ種類の殺虫剤では抵抗力を持つようになるので、仕事の時には違うもの同士を混合したりして
使用しています。
また、値段は少々お高いですが、トレボンのような殺虫剤は効果が高いように感じます。
よく効いて、長い期間効果が持続すれば、安くて効果の低いものより、ある意味お買い得かもしれません。
とはいえ、できる限り農薬には頼りたくないものです。




             桃の“おどろき”です。

摘果作業を行いましたが、まだ沢山の幼果が付いています。
桃の場合は、生理落果も想定して、何回かに分けて敵果作業を
行うようにしています。
もう少し大きくなりましら2回目の摘果を行う予定です。
              李の秋姫です。

 大果の品種にしてはかなりの豊産性のタイプのようです。
 葉のないところにも実が付いています。

 秋姫の場合は生理落果が殆どないので、アーモンド位の
 サイズになりましたら摘果するようにしています。

 それにしましても、秋姫は幹や枝に虫が入りやすいです。
こをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。)
          摘果を済ませたジュピターです。

          こちらも豊産性の大実品種です。
昨年は全く摘果をしなくても、テニスボール大のサイズがいくつも
実りました。
重さも200グラムを越えたものが幾つかありました。
李の場合は、葉がないところに付いた果実でも大きくなるもの
もあるようです。

今年は程よく摘果を行いましたので、どの程度の大きさまで成長
するかが見ものです。
ださい。)
         こちらは疑惑付のヴィーナスです。

かなり沢山の花が咲きましたが、幼果の付き方が単発的です。
本来豊産性という事のようですが、この感じでは異品種の可能
性が考えられます。
昨年実った果実を見ても、貴陽によく似た特徴でしたので、総合
的に見た場合、貴陽の可能性が高いように感じます。
前回注文した際に、ヴィーナスの苗木も注文しようと思い、問い
合わせてみたのですが、残念ながら品切れでした。
今年の秋にはヴィーナスの苗木を購入して、この疑惑のヴィーナス
と見比べてみようと考えています。
ください。)
何と、ホームセンターに和梨の“なつしずく”と“あきづき”が販売
されていました。
どちらも長さのある良い苗で、1,600円という安さに吊られて
思わず購入してしまいました。(^^:)


ついでに実が2つばかり付いている“ラ.フランス”も安かったので
こちらも一緒に連れてきました。
手前の誘引してあるものが連れて来た“ラ.フランス”です。

中央が“なつしずく”で奥が“あきづき”です。

ちなみに以前、我が家には“ラ.フランス”も栽培していたのですが、
品種整理の際に知人にあげてしまいました。

一度あげたものを返してくれとはいえませんが、また同じものを
お金を叩いて購入する自分が馬鹿馬鹿しく感じました。(汗)


今となっては、あげなくればよかったと少々後悔しています。(^^:)








2009年5月10日日曜日(晴れ)



今日は30℃を越える猛暑となり、中には暑さについて行けずに新梢が萎れているものも見受けられました。
もちろん私達にとっても堪える暑さとなりました
。汗




キウイと柿の近況です。
2〜3日前から咲き始めた紅妃ですが、本日は気温も上昇し、八分咲き程度にまで開花しました。

   訪花昆虫も沢山飛来していました。
こちらはオス木の早雄になります。
紅妃との相性は抜群です。
こちらも八分咲きと言った感じです。
  アップルキウイも間もなく開花しそうです。 MGキウイも週末頃には咲き始めるのでは?と思います。
今年は300グラムを越える果実が実るでしょうか?(^^)
         期待が高まります。
駄目もとで柔らかい根に接木をしたMGキウイです。
      すっかり忘れていました。汗
久しぶりに見ましたら、真ん中の一本が枯れていました。
キウイ棚の片隅でこのようなものを見かけました。
          実生苗のようです。

   落果したものから生えてきたようです。
柿の太秋です。

 雄花も付くので着果率は安定しています。
   こちらは基肄城(キイジョウ)になります。
柿にとっては珍しく、豊産性でありながらも隔年結果の少ない品種です。
  我が家の有望品種となりつつあります。笑
      大実品種で美味しい柿です。








2009年5月17日日曜日(雨のち曇り)



先週はMGキウイやアップルキウイの開花を予想しておりましたが、低温続きで、見事に外れました。
それでも蕾は、開花寸前まできているので、今週は間違いなく咲いてくれるものと思います。
紅妃と早雄はほぼ開花が終わりましたので、間もなく着果が確認できると思います。
また最近は突発的な強風が吹いており、キウイの新梢が折れてしまうのでは?と冷や冷やしております。(汗)
遅霜の心配が無くなったかと思えば、今度は風の心配と、自然の猛威に振り回されている今日この頃です。(汗)

それと本日はリンゴの摘果作業を行いました。
沢山着果してるもの、隔年結果のものなど、品種によっても様々です。
総合的に見ますと、今年の我が家のリンゴは外れのようです。(汗)




 この前咲いていたと思っていたら、もう着果しています。

  樹の上部は三脚を使っての摘果作業となります。
勢力旺盛なために先月、環状剥皮逆さ接ぎを施した静香ですが、
その気配も感じさせないほどの旺盛ぶりです。
そこで今年伸びた新梢を切り詰めて、更に樹に負担を掛けて
やろうと考えました。
これで少しの期間様子を見て、まだ勢いが感じられるようでしたら、
再度、環状剥皮逆さ接ぎを行ってみようと考えています。
粘土質の痩せ地でもご覧の有様ですから、旺盛な品種には間違い
ないようです。

       フジ系に比べて葉が大きいのも特徴です。
      高接ぎの黄ららのきわみです。

      ここまでくれば成功かと思います。

他の枝にも接ぎたいので、あえて芽欠きは行わず放任して
います。
          こちらは桃のなつっこです。

       こちらも成功と言ってよいかと思います。




石楠花が綺麗だったのでカメラに収めました。
今年はシャクナゲの当たり年のようで綺麗な花を楽しませてくれています。
特に左上のものは、樹が可哀想なくらいに咲いています。
樹が枯れてしまわないよう、早々に花柄摘みを行いたいと思います。








2009年5月20日水曜日(晴れ)



当初、我が家の果樹の袋掛けは六月に入ってからの予定でいましたが、本日チョッキリゾウムシの被害を
確認しましたので、急遽、本日から行う事にしました。
幸いな事に、今のところ梨だけの被害なので、取り合えずは、梨に袋掛けを行いました。
また本日はかなり気温が上がりましたので、キウイが一斉に開花しました。




本日の様子です。
     品種不明の洋ナシです。

 形状からして、大果品種の気がします。
  急遽、梨の袋掛けを行いました。   チョッキリゾウムシの被害に遭った
  新高の幼果です。

無残な姿になっしまいました。(残念!)
  沢山やられてしまいました。(汗)
  こちらは♀木のアップルキウイです。 アップルキウイの受粉用の♂木の孫悟空です。      ♀木のMGキウイです。 
    数日前から咲き出しました。

アップルキウイに比べると、花付が良いです。
  
      この前の日曜日に殺虫剤を散布したので、安心していたのですが、
      残念な事に被害が出でしまいました。

      それにしてもチョッキリゾウムシの悪戯には参りました。(汗)

      毛虫などに比べても殺虫剤に強いので、手強い相手となりそうです。

  そのため、他の果樹に被害が回らないうちに袋掛けを済ませたいと思います。

        キウイは♀木♂木共に開花が揃っていて順調のようです。

 訪花昆虫も確認しておりますし、適度な風も吹いているので期待が持てそうです。
MGキウイの受粉用の♂木のロッキーです。
  こちらも数日前から咲き出しました。








2009年5月23日土曜日(晴れ)



到頭チョッキリゾウムシの被害は他の果樹にも及んでしまいました。汗
特に去年生らせ過ぎて、着果の悪いリンゴにとっては止めを刺された状態になってしまいました。
かなりの被害を被ってしまいましたが、残された僅かな果実に望みを託しての袋掛け作業となりました。





チョッキリゾウムシの被害第一号となってしまった、梨の新高です。
        悪夢はここから始まりました。
大体30果ほど駄目になりましたので、袋掛けに時間
が掛かりませんでした。汗
こちらは桃のおどろきですが、幸いな事に殆ど被害はありませんでした。
しかし、袋掛けを早めに行いましたので、生理落果等で幾つか消滅すると思います。
昨年生らせ過ぎたために着果率が悪かったニュージョナゴールドですが、更にチョッキリゾウムシの被害に遭って殆どの幼果を失いました。
 摘果作業を済ませていただけに余計に残念です。

こうなりますと、来年のために樹の育成に努めたほうが良さそうです。

           画像変わります。

       昨年と見比べると一目瞭然です。
袋掛けをしている側からこれですから、開いた口が塞がりません。汗
言うまでもなく、この後直ぐにお陀仏にさせていただきました。

           画像変わります。
そんな中、一番順調なのがキウイです。


 間もなく開花が終わりそうです。


画像変わります。








2009年5月24日月曜日(曇り)



スモモの新梢がかなり伸びてきましたので、病害虫の予防と
光合成がしやすいように新梢剪定を行いました。


               画像変わります。
黒琥珀の幼果です。


今年は少々ながら花が咲きましたので、実も幾つか生りました。
こちらはジュピターになります。


画像変わります。

昨年の今頃はこんな感じでした。
ヴィーナスと思っていた樹でしたが、沢山の花が咲いた割りには
殆ど生っていません。

            他品種の可能性大です。
              ソルダムです。
スモモとソルダムの名前を分けて販売されているお店を
何度か見かけた事がありますが、ソルダムもスモモなのに
何だか不思議な感じがします。

例)
太陽をスモモとして販売。
ソルダムはソルダムで販売。
桝井ドーフィンの夏果です。

暖冬の御蔭で樹が枯れ込まずに着果したようです。

夏果は大きくなるようなので楽しみです。
ホームペルもブルーベリーらしい果実に見えてきました。
サルナシも開花し始めました。

キウイ棚の片隅で生育しています。








2009年5月31日日曜日(雨)



ここ数日間、長雨が降り続き、我が家の果樹にとっては良いお湿りとなっています。
しかしながら、果樹によっては病気に罹りやすくなったり、裂果をもたらしたりと、良い事ばかりではありません。
雨は敵にも味方にも変貌します。
上手に雨と付き合うのも果樹栽培のポイントの一つかもしれません。




最近キウイネタが多くて恐縮ですが、紅妃の幼果です。

今年は複数果が多く見られます。
基本的には中央の大きい果実を残すようにしています。

 画像変わります。

摘果の遣り甲斐がありそうです。笑
こちらはMGキウイです。

大実種なので、初めから大きな実を付けています。
ユスラウメが色付き始めました。

とても丈夫で樹は大きくならない、花は綺麗、実も楽しめる。

家庭果樹に適した果樹と言えます。





























































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