2010年3月31日水曜日(晴れ)



今月の1日〜5日頃に接ぎ木した穂木の様子を観察してみました。

画像は桜桃ですが、着実にカルス形成が進んでいるのが分ります。
もう少し経ちますと、完全に木質部がカルスに覆われて、台木と穂木の
合わせ目が塞がってしまうと思います。
   (接ぎ木部の状況を観察するために穂木の削りを長めにしてあります。)

手持ちの専門書によりますと、、、
台木、穂木の切り口の形成層からカルスが形成されて壊死細胞層を突
き破り、双方のカルスが癒合して、その中に連絡形成層ができ、維菅束
が分化、発達する。
やがて、連絡維菅束と台木、穂木の維菅束とが連結して、接ぎ木による
結合が完成する。これが活着である。と記載されています。

また、挿し木の場合は、切り口の形成層にできるカルス内に根源基が形
成されて発根する。
したがって、接ぎ木や挿し木を成功させるには、第一に、活発にカルス形
成を行うための形成層が発達した穂木を用いる事が重要である。
これは穂木の選び方、採取する時期、保存の仕方などが関係する。
第二にカルス形成と活着、発根を促すための接ぎ木と挿し木の方法と環
境管理が重要であると記されております。

専門書なので他にも細かく書いてありますが、簡単に言えば上記の通り
だと思います。
こちらはリンゴですが、画像の穂木は芽の動きが確認されておりません。
しかしながら、活着の準備は着々と進んでいるようです。
こちらもリンゴですが、芽が動き出しています。
こちらはスモモです。

芽の動きが活発になってきました。
しかし、スモモに近いプルーンはまだ動いていないようです。
ほぼ同時期に接いでも、樹種事に進行状況は異なるようです。
また親和性の関係もあると思います。







2010年3月30日火曜日(晴れ)



今日の天気 - 3月30日(火)

時間 0時 3時 6時 9時 12時 15時 18時 21時
天気 晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
気温(℃) 0 -4 -4 4 7 10 6 3
湿度(%) --- --- --- --- --- --- --- 52
降水量(mm/h) 0 0 0 0 0 0 0 0
風向
風速(m/s)
北北西
3
南南東
1
静穏
0

2
南西
4
西北西
1
東南東
3
北東
2

※モノクロ表示の部分は、予報ではなく、その時間の実際の天気です

上記は本日の当地(私の住んでいる町)の天気ですが、最低気温が−4℃まで冷え込んだようです。
でも寒さ慣れしているせいか、それほど寒い感じはしませんでした。
各地で霜の被害が出たようですが、幸いにして我が家での植物の被害はありませんでした。
どうやら、多少なりとも寒さに対する適応力が備わっているようです。
草本類のような柔らかい植物も無害でした。
スモモやモモの膨らんだ蕾も、開花している梅の花も問題ないようです。
しかし、GW頃に遅霜に遭った苦い経験がありますので、今年のような年は特に心配でなりません。







2010年3月28日日曜日(曇り)



柑橘類の冬越しに成功したという事で、高級品種に手を出してみました。
といっても、お買い得だったというのもあります。
品種は、せとか、田口早生、ぷちまる、はれひめ、はるか、はるみです。
中には1年生の苗木を注文したのに、お勧めできないという事で、2年生にサービスしてくれたものや、オマケのような苗木も含まれています。
閉店セールだったのかな!?
それにしても立派な苗木です。
更に送料もサービスしてくれました。
もちろん、登録品種はPVPラベル付きです。
           画像は「はるか」です。

        枝があるので誘引してみました。
剪定はまだしていませんが、長い枝は少し詰めようと思っています。

   露地栽培が可能なら、大きく育てたい品種です。
枕木の棚に載せて管理をします。







2010年3月27日土曜日(晴れ)



何日ぶりでしょうか、とても気持ちよく晴れてくれました。
気持ち良さそうにツバメが沢山飛んでいました。
しかし、朝は霜が降りてとても寒かったです。
天気予報を見ますと、あと2、3日は当地に霜注意報が出ているようです。

そんな中、本日はこれといった作業をするでもなく、春の陽気に誘われて、散歩がてらに果樹の様子を観察してみました。



スモモの蕾が目立つようになりました。

間もなく開花しそうです。
画像はジュピターです。

今年は思い切って詰めましたが、それでも沢山の蕾を付けています。
こちらはソルダムです。

樹全体に蕾が確認できます。
昨年植栽した幼木の殆どのものに蕾が確認でまます。

画像はニューハニーあやかです。
               梅の露茜です。(左)
              間もなく開花しそうです。

同じく昨年植栽した、加賀地蔵、選抜南高、紅映は既に開花して
間もなく終わろうとしています。
接いだスモモも芽が動き出してきました。
唯一作業をしたといえば、これでしょうか。

柿の苗木を覆っていた防寒藁を取り除きました。
春欄が咲き始めました。
当地ではジジババなどと呼ばれて親しまれています。
花の中央に年寄りが座っているように見えませんか!?笑
翁草も咲き始めました。







2010年3月24日水曜日(曇り)



ブルーベリーにマルチをしようと、昨年購入したリサイクルチップを
掘り起こしたところ、カブト虫の幼虫がわんさか出てきました。
その数は凄まじいものがありました。汗
画像では5匹しか写っていませんが、少し掘り起こしただけでも
気持ち悪くなるほどでした。
でも、この幼虫たちも繊維を細かくしてくれて一役買っています。
落ち葉の堆肥よりもチップ材のほうが好物のようです。
肝心なチップのほうは、既に発酵が終わっていて、とてもよい堆肥
になっていました。
取り敢えず、根元に敷きました。

剪定は簡単に済ませました。







2010年3月23日火曜日(曇り)



昨年挿し木したペピーノが冬を越せたようです。

ビニールハウスの中に入れて、更にビニールで覆っていました。

今年は、更に挿し木して収穫量を増やそうと思います。
実生ビワにクイーン長崎を接ぎました。

2本のみですが、無事に活着してほしいです。
           挿し木7年生の巨峰です。

3、4年生の頃はそこそこ収穫できたのですが、その後、病気や
鳥獣の被害に遭うようになり、まともなものが出来なくなりました。

         何かしらの対策が必要のようです。







2010年3月22日月曜日(晴れ)




老爺柿が増え過ぎて、果樹作業の妨げになってきたので別の場所へ移動しました。

私が老爺柿に出会ったのは20年位前で、その頃はとても珍しがられ高値で取引されていました。
当時は画像に写っているような樹1本のみでも軽く2〜3万円はしたと思います。
画像のような細い樹でも、実が鈴なりに生った盆栽などは40万円の値が付いたものもありました。
それが今では何処でも見かけるようになり、二束三文になってしまったようです。
何故そこまで安くなったかというと、増殖が容易だからだと思います。
この老爺柿は、竹のように根を伸ばし、あちらこちらから顔を出して増えていきます。
種を播けばほぼ100%の発芽率です。
根伏せも容易。
こんなに沢山増えましたが、当初植えた本数は実生苗10本のみです。
それが今ではこんなに増えました。

以前は常盤柿も植えてあったのですが、いつの間にかに姿が消えてました。
常盤柿は寒さに弱いようで、当地の冬に勝てなかったようです。








2010年3月21日日曜日(晴れ)



     知人の苺農家からクズ苺を頂きました。

クズという言い方は生産者に失礼ですが、クズとは、サイズ規格外、変形、熟し過ぎ、傷物など、出荷のできないものを言います。
でも味に変わりはありませんので、とても美味しいです。
品種は聞いてないので分りませんが、おそらく、とちおとめだと思います。
沢山頂いたので、お彼岸で来ていた親戚にも分けてあげました。
この苺はクリスマスの頃に合わせて栽培しているそうなので、現在は盛りを過ぎて採れなくなってきているようです。
          こちらはハウスの中です。

本日の収穫は終えたそうで、あまり生っていませんでした。

2年前に主が交通事故に遭ってしまい、そのせいで体が不自由になり、かなり規模を減らしたそうです。
それでも1棟のハウスの長さは50mあり、それが5棟あります。
全盛期には1棟のハウスの長さが100mもあったそうで、数も現在の倍以上あり、アルバイト人を雇っていた時もあったそうです。
収穫時期は山桜が咲く頃で終了となるそうです。



  朝方からすごい強風で、当地でも黄砂が見られました。

おそらくは、黄砂だけではなく、土埃や杉花粉も含まれていると
思われます。
花粉症でない私も今日ばかりは鼻がムズムズしました。
昨年作った、モモ壇とBB壇の間に竹の枝が沢山落ちていました。

強風でかなり揉まれたようです。
枯れた真竹が強風で嫌な方向に倒れていました。汗
柑橘類が直撃かと思いましたが、確認しましたら無事でした。

枯れている竹だったので、枝が少なく、重さもなかったのが幸い
したようです。
      ブドウの垣根を新しい垣根に作り直しました。

以前にナイアガラを植えた時に作りましたので、現在で10年以上
経っています。
ドブ漬けの丸太杭を使用しているので、意外と持っています。
今までは、3年生のスチューベンと昨日移植した藤稔を植えていま
した。

   藤稔が移動したので、スチューベンが独占になります。

本当は単管パイプと、ハウス用の直間パイプで作りたかったので
すが、お金が掛かるので、既にあるイレクターパイプと野菜用の
支柱で簡単に作りました。
以前の垣根と比べて、長さを詰めましたが、その分高くしました。
      胴縁は45センチ間隔の4段仕上げとしました。

スチューベンは病気に強そうなので、このまま栽培してみたいと
思います。
垣根のすぐ近くに昨年樹形づくりをした赤松があります。

花もいいですが、緑もよいものです。
最近の暖かさでスモモの蕾が膨らんできています。

画像は秋姫ですが、今年は例年ほど蕾がありません。
やはり昨年の付け(生らせ過ぎ)が残ったようです。

昨年の収穫頃の様子
15年位前に挿し木したジンチョウゲもかなり大きくなりました。
毎年沢山の花を付けて春の訪れを知らせてくれます。
昨年種蒔きしたオキナ草が間もなく開花しそうです。

今では貴重な山野草になってしまいました。

オキナ草は多年草で、年々株が大きくなってきます。
クロッカスが見頃を迎えています。

植えっぱなしでも毎年花が咲きます。
時間があったので、昨年の暮れに植えた桃の苗木の蕾取りを
行いました。

花を見たいところですが、小苗なので生育を優先させます。







2010年3月20日土曜日(晴れ)



今日はとても暖かい一日となりました。
山からはウグイスの声が、庭からはジンチョウゲや梅の香りが漂っていました。
とても心地よい中、骨組みが完成したブドウ棚にエスター線を張り、一気に植栽工事まで進めました。



ブドウ棚の骨組みは、ほぼ完成しました。
中から見るとこんな感じです。
           棚枠にエスター線を張ります。 
       (エスター線は黒いので分りずらいです。)

まずは全部張らないで、東西の方向のみに張ります。
植栽は植え付け3〜4年生の若木なので、全部張ってしまうと、枝が
エスター線に引掛かったりして乗せづらくなってしまうからです。

     
 山から落ち葉を集めてきました。

これを鶏糞や灰などと混ぜて植え穴の底に入れます。
            植え穴を大きめに掘ります。

落ち葉に鶏糞、木草灰を混ぜて、掘った土と混ぜ合わせて埋め戻し
ます。
         その上に肥料分のない土を入れます。
             高妻の植栽開始です。
高妻、ゴルビーはオールバック仕立てにしようと思います。
まず先ほど張りました、エスター線に枝を載せて樹を安定させます。
樹が棚線に乗りましたら、全てのエスター線を張ります。
特に高妻は長く伸びていましたので、枝垂れて作業がしづらかった
です。
植栽が終わりましたら、水鉢を作って、たっぷりと水を与えて土と根を
馴染ませます。

水が引きましたら、仕上げの土で覆って、軽く踏んで土を落ち着かせ
ます。

       次に支柱に幹を結束して、枝を誘引します。

樹を少々内側に植えたのは、将来手前に技が出て、更にそこから
出てくる短果枝の誘引スペースを確保するためです。
こちらはゴルビーになります。

オールバック仕立てという事で、主枝は1本です。
添え木には真竹を使いました。

ゴルビーは樹が華奢だったので、作業が楽でした。
藤稔は垣根仕立てとしました。

藤稔といえば、先日HCに580円の苗木がありました。
挿し木苗だと思いますが、ちょっと意外でした。
もうお気付きかと思いますが、間柱の役目はこれでした。

くねり曲がって癖のある樹を目的の樹形に矯正するは大変です。

そういえば、沢山剪定しましたが、切り口から水は出ませんでした。
植栽が完成しました。

手前から高妻、藤稔、ゴルビーになります。
高い位置から見るとこんな感じです。
           如何にかここまで辿り着きました。

あとは芽の動きを見ながら雨よけの準備に移りたいと思います。

      そういえば、あと2品種植えるスペースが残っています。

             何にしようか迷っています。
             来年にとっておこうかな〜 







2010年3月19日金曜日(晴れ)



腹接ぎした紅妃
先月に接いだキウイの芽が膨らみ始めてきました。 サルナシ台に接いだGエンペラー サルナシ台に接いだ紅妃







2010年3月14日日曜日(晴れ)



土壌改良のためにブルーベリーの根鉢周りにピートモスを敷き込みました。
品種によってはリサイクルチップ(マルチ)にも根が張っているものもありました。
最後に、硫安と化成肥料と菜種粕を混ぜた混合肥料を軽く撒きました



ブドウ棚作り、今日は空を見上げる作業が多かったです。

画像は飛行機雲です。
お天気が下り坂なのでしょうか、なかなか消えませんでした。
        こちらは謎の物体が飛んできました。

     何だろう?と、しばらくの間眺めていました。

風船のような感じがしましたが、普通の風船とはちょっと違うよう
でした。

いつもはじっくりと見ないお空も、こういう作業をしていると、面白
い発見をするものです。
アーチの取り付けが終わりました。

微調整はこれからです。







2010年3月13日土曜日(晴れ)






紅梅が満開になりました。

近くにいるとよい香りが漂ってきます。
こちらはサンシュユです。

春の訪れを感じさせてくれる花です。
冬越ししていた柑橘類を室内から出しました。
室内と言っても家の中ではなく、小屋に置いてましたので、冷え込んだ時は氷点下5℃以上に下がったと思われます。
枯れてしまうかと思いましたが、よく耐えてくれました。
霜や寒風に晒さなければ意外と丈夫なようです。
それと昨年、ハモグリガの被害に遭い、新葉がよくよく荒らされてしまいました。
剪定時期が遅いと余計に被害に遭いやすいので、本日、被害に遭った葉を取り除き、剪定を行いました。
ついでに肥料も与えました。
葉の色が緑色なので、近いうち芽吹いてくれると思います。



       シナノゴールドに腹接ぎを行いました。

画像中央より上部に側枝が少ないのでこの辺りに接ぎました。


リンゴの場合、植え付け1年目の冬に、付いている側枝を外す
と、2年目にはバランスよく沢山の側枝が出るようです。
画像の樹は、それを怠ったために側枝のバランスが悪いです。
こんな感じで、幹や主枝に接いでいきます。
反り返っている枝を利用するとかみ合わせが良くなります。
接ぎ木テープで巻いて、穂木の頭に癒合剤を塗ります。
最後にビニールで覆います。
枝にも接いでみました。
同じくビニールで覆います。
全部で7、8箇所接ぎました。

同じ要領で露地栽培のリンゴ3品種も行いました。

活着すれば、バランスのとれた樹形になると思います。



        アーチパイプの切断を行いました。

保護眼鏡も手袋もしなかったので、火花や砥石の粉が跳ね
て痛かったです。汗

  切断した箇所にはさび止め塗料を塗っておきました。
いろいろやっていて、こちらの作業は捗りませんでした。







2010年3月12日金曜日(晴れ)



今日は休日でしたので、棚作りの続きを行いました。
朝から快晴で、暑くも寒くもなく、過ごしやすい一日でした。



先日、立て込んだ基礎柱に棚枠を取り付けました。

これを付けると一気に棚らしく見えます。
基礎柱の間に間柱を取り付けます。

これは強度を保つためと、ある目的に利用するためです。

ある目的とはそのうち分ると思います。笑
           低い位置から見た状態です。
 
通常であれば、これに線を張って植え付ければ完成なんですが、
今回の棚は、雨よけ用の屋根を取り付ける予定なので、ここから先が
大変です。
十字金具を使って、屋根材(アーチパイプ)を留めていくパイプを取り付
けます。

     今回使用した十字金具は22mm×48mm用のものです。

         最近は便利な部材があって助かります。
パイプを通しますとこんな感じになります。
屋根材は、ビニールハウス用の太さ19mmの2間半用アーチパイプを
利用する事にしました。
後々のメンテナンスを考えると、これが一番かと思います。
 アーチパイプを棚枠に合わせてみましたが、やはり緩い感じです。

ビニールハウスは足元が広くて、上側は狭く作るのが一般的なので、
もしかしたら合うかなと、少し期待していましたが、やはり加工が必要
なようです。汗
ちなみに間口が2間半のハウスとはGLに近い部分の幅を指していま
す。
もう1本、アーチパイプを留めるパイプを取り付けて本日の作業を終え
ました。

 アーチパイプをどの程度の長さで切断するかが課題になりました。







2010年3月11日木曜日(晴れ)



梨の愛宕に削ぎ芽接ぎ、腹接ぎを行いました。
幹や枝に接ぎ芽をはめ込んで形成層を合わせ、接ぎ木テープで
縛ります。
最後にビニール袋で覆って完成です。

画像の愛宕は全部で10ヵ所以上接ぎました。
半分以上活着すれば、バランスの良い枝ぶりになると思います。







2010年3月10日水曜日(雨)



昨夜降り続いた雪の重みで杉の木が折れていました。
湿った雪でかなりの重さが加わったようです。

雪は朝方より雨に変わり、殆ど解けてしまいました。
アップして見ますと、派手に折れているのが分ります。 杉の木が倒れた直ぐ下に栗のぽろたんが植えてありますが、紙一重で助かりました。
ぽろたんといえば、近所のホームセンターで980円で販売されていたのを見かけました。
早くして出回り始めたようです。
昨年私が購入した時は2,000円以上しましたので、少し損したような気分になりました。







2010年3月8日月曜日(晴れ)



デコポン(不知火)を収穫しました。

初収穫のためか、デコポン特有の凸が殆どありません。
          皮を剥いて早速食べてみました。

やはりデコポンは美味しいですね。
甘味、酸味、食感と三拍子揃った濃厚な味わいで、高級なミカン
といった感じでした。

           来年は沢山生ってほしいです。
数日前に行った接ぎ木の様子を見ましたら、早くも動きがあり
ました。

先頭を切って桜桃の月山錦が動き出したようです。
この品種は接いだ穂木全てに動きが見られますので、動きの
早い品種なのかもしれません。
私有林からシバグリ(山栗)の実生苗を採取してきました。

台木に使います。







2010年3月7日日曜日(雨)



            今日は朝から雨で、野良仕事は出来ませんでした。

               そこで今月の作業予定をまとめてみました。

※ ブドウ棚作り
※ 露地栽培ブルーベリーの土壌改善
※ ナシ、リンゴの鉢栽培、露地栽培の樹形改造計画(ノッチング、接ぎ木等によるもの)

             
上記の作業はなるべく早めに進めたいと思っています。



デコポンです。

収穫しても良さそうな感じになってきました。
          こちらはキンカンです。

キンカンは早咲き、後咲きがありますので、色付き具合も
様々のようです。
全部の果実が橙色になりましら収穫したいと思います。







2010年3月6日土曜日(曇り)



悪天候の影響で大幅に遅れていたブドウ棚の施工に入りました。



  まずは地面に単管パイプを置いて棚の位置を決定します。

当初の計画では4m×10mの棚を作る予定でしたが、少し詰め
て4m×9mに変更しました。

次に正確な四角形になるように、平方根の定理で対角線の長さ
を求めます。
二つの対角線の長さが等しいほど、正確な四角形になります。
しかし、正確な四角形を作るのは簡単そうで意外と難しいもので
す。
調整が終わりましたら、棚の位置を水糸などを使って記憶してお
きます。
          次に支柱の設置に移ります。

支柱の高さを一定にするため、竹に水糸を張ります。

一人で作業を行う場合は、打ち込みながら高さの確認をしなけ
ればなりませんので、高さ合わせはパイプの天場で行うようにし
ました。
竹は滑りやすいので、ビスを打ち込んで水糸を縛りました。
 パイプが打ち込みやすいように打込キャップ を取り付けます。

今回の棚の高さはGLより2.2mと若干高めに設定しました。
支柱に使う単管パイプは3mのものを使用しますので、約80p
の根入れとなります。

支柱はなるべく垂直になるように打ち込んでいきます。

終わりましたら、水平器を使って正確に仕上げていきます。

柱が垂直になりましたら、足元をコンクリートで固めます。
モルタルよりもコンクリートにしたほうが頑丈になります。
        基礎柱の立て込みが終わりました。

画像ですと曲がって見えますが、実際には垂直にした柱は他の
柱と見比べた場合、どの角度から見ても垂直にしながら平行に
も見えます。
これが平行に見えない場合は、いずれかの柱が垂直でない可
能性があります。
高い位置から撮影したので水糸よりも単管パイプのほうが高く
見えますが、実際には水糸の高さと同じです。

棚作りは柱を立てるまでが大変なので、まずは一段落といった
感じです。







2010年3月5日金曜日(晴れ)



切り接ぎ作業が完了しました。

無事活着してくれます様に!







2010年3月3日水曜日(晴れのち曇り)



昨日の続きで、苗木の植え付けを行いました。

           オウトウ(佐藤錦、高砂、ナポレオン)
           モモ(川中島白桃)
           アンズ(新潟大果)
 
挿し木をするためにスモモの枝を採取しました。
来年の台木用です。

挿し木は来月に行う予定でいますので、冷蔵庫へ保管しま
した。
リンゴのJM7の枝も保管しました。

挿し木は来月に行う予定でいます。







2010年3月2日火曜日(曇り)



また休日に雨が降られると困るので、早起きして果樹の作業を
コツコツと進めています。

本日は先週買い物に行った際に購入してきた用土とポットを使っ
て植え付けの準備を行いました。

画像の用土はセール品で、一袋12リットル入りで98円でした。
3袋購入してきたのですが、もっと購入しておくべきでした。
中身はごく普通の培養土です。

もちろん果樹の植え付けにも最適です。
いろいろな用土がブレンドされているのでこのままで使えます。
              次にポットです。

最近は大きなビニールポットが販売されています。
意外と丈夫で値段もお手頃で助かっています。
今回購入したポットは口径が27pのもので1ポット120円です。
これより大きな30cmのものもありました。
ちなみに30cmのもので10号鉢くらいの容量です。
30cmのものは150円でした。

                鉢底です。

元々水抜け穴が開いていますが、画像のようにもっと沢山開け
て使用しています。
いろいろと準備をしていて時間が経ってしまい、鉢底に軽石を
敷いて本日の作業は終了しました。







2010年3月1日月曜日(曇り)



昨日やり残した接ぎ木を朝早くに起きて、出勤する寸前まで行いました。
始めた頃はまだ薄暗かったです。笑

画像の枝は冷蔵庫で保管していたアンズです。
切り口にはカルスが出ていました。
本日はモモ、アンズ、スモモなどを接ぎました。
その中で桃の品種に爪楊枝くらいの太さの穂木があります。
これが活着したら嬉しいですが、無事に芽が動くかどうか、とても気になります。(^^;)
           これは大変だった・・・汗

上に接いである穂木の長さは2cmあるなしくらいで、穂木は爪楊枝程度の太さしかありません。
画像では台木が太く見えますが、台木もそれほど太くありません。
下側には4p程度の長さの更に細い穂木を腹接ぎしましたが、こちらは既に枯れてきていますので、奇跡でも起きない限りは駄目だろうと思います。
しかし、とても貴重な品種でして、現在、これを栽培している方は殆どいないかもしれません。
樹種はモモです。
栽培している方と話し合いまして、保険苗という形で駄目もとで接がさせて頂きました。

どうにか、無事に活着してほしいと思います。
        桜桃の多品種接ぎをしてみました。

と言っても観賞目的ではなく、万が一のためにバックアップという形で接ぎました。
貴重な穂木を譲って頂いたのですから無駄には出来ません。
       何品種接いでありますでしょうか!?

頂いた品種の他に定番の品種もプラスしましたので、かなりの品種が接いであると思います。
全部に袋を被せた頃にはいい時間になっていました。
















過去の作業日誌




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